WiMAXが繋がらない!接続できないときの原因と対処法を解説!

※当記事はPRを含みます。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

WiMAXを使用中に、突然インターネットに繋がらなくなりお困りではないでしょうか。

繋がらない原因は様々ですが、サポートに問い合わせをしなくても、簡単な対処ですぐに解決する場合もあります。

本記事では、WiMAXが繋がらない場合の原因と対処法を解説します。

圏外になる場合や、室内で繋がりにくい場合の対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

※この記事は2025年5月時点での情報です。お問い合わせ先やキャンペーン情報は変動する可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

WiMAXが繋がらない原因と対処法を解説

WiMAXが繋がらない場合、以下のような原因が考えられます。

各タイトルをクリックで対処法を確認できるので、心当たりのあるものをチェックしてみましょう。

【原因1】WiMAX端末に不具合がある

WiMAX端末に不具合があり通信が繋がらない場合は、以下の対処法を試してみてください。

おすすめ対処法:電源を再起動し、WiMAXの接続を繋ぎ直す

WiMAXルーターは精密機器のため、長時間動かしすぎたり、バッテリーが古くなって電池の持ちが悪くなったりすると、通信が繋がらなくなることがあります。

  • 対処法:電源を再起動し、WiMAXの接続を繋ぎ直す

ここでは、モバイルルーター「Speed Wi-Fi 5G X12」「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」の再起動方法を解説します。

「X12」「DOCK 5G 01」再起動の手順
  1. 画面横の電源ボタンを長押し
  2. 「再起動」を選択する
「X12」のリセット手順
  1. 「システム」を選択
  2. 「リセット」を選択
  3. 「初期化」を選択
  4. 工場出荷状態に戻す

※リセットをすると、購入後に設定した内容が消えてしまいますので、十分注意したうえで試してみてください。

「DOCK 5G 01」のリセット手順
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DOCK 5Gのリセット手順

  1. 「設定」を選択
  2. 「工場出荷状態に戻す」を選択

ただし、再起動の方法はルーターによって異なります。

わからない場合は「ルーター名 再起動」などで検索して、再起動の方法を調べてみましょう。

おすすめ対処法:SIMカードを挿し直す

SIMカードが正しく挿入されていなかったり、接触部分に汚れや不具合がある場合も、WiMAXが繋がらない原因になります。

  • 対処法:電源を切った後、SIMカードを抜いて再度挿す

X12のSIMスロット(差込口)は本体の上部にあります。DOCK 5Gは本体の下部です。

スロットからSIMカードを抜き出して、再度挿し直してみましょう。

SIMを挿し直す手順

  1. 端末の電源を切る
  2. SIMカバーを開ける
  3. SIMカードを軽く押して抜き取る
  4. 再度SIMをセットして電源を入れる

対処法3:省電力モードになっていないか確認する

WiMAXの端末には通信モードがあります。

この通信モードが「省電力モード」になっていると通信が繋がりづらくなる場合があるので確認してみましょう。

  • 対処法:省電力モードをオフまたはハイパフォーマンスモードに切り替える

「ハイパフォーマンスモード」に切り替えることで通信速度が回復する可能性があります。

モード 通信速度 バッテリーの持ち
省電力 低下 向上
ノーマル 普通 普通
ハイパフォーマンス 向上 低下
通信モードの切り替え手順(X12)
  1. 「Disp/Batt」を選択
  2. 「省電力モード」を選択
  3. 「ハイパフォーマンスモード」を選択
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通信モードの切り替え手順(DOCK)
  1. 「設定」を選択
  2. 「省電力機能」を選択
  3. 「ECOモード」をOFFに

対処法4:設置場所を変える

WiMAXは、障害物の影響を受けると電波が届きづらくなります。

そのため、電波の干渉や障害物による影響を受けづらい場所へ移動させることで、通信が改善する可能性があります。

  • 対処法:障害物の近くや狭い場所を避けて設置する

家具や家電の近く、狭い場所は避けて設置しましょう。以下の条件を満たした場所に設置することがおすすめです。

おすすめの設置場所

・窓際
・床から1~2mほど高い場所
・家の中心付近
・家電・金属から離れた場所
・水槽から離れた場所

【原因2】通信速度制限がかかっている

WiMAXは基本的に実質無制限で利用できますが、特定の条件下では通信制限がかかる場合があります。

制限がかかると一時的に通信速度が遅くなり、WiMAXが繋がらない原因になります。

WiMAXではデータ容量の追加購入はできないため、通信制限がかかった場合は、制限が解除されるまで待つ必要があります。

また、旧プランである「WiMAX 2+」を利用している場合は、速度制限がかかる条件が現行プランと異なるため注意が必要です。

サービス 通信制限にかかる例 制限期間
WiMAX+5G 一定期間内に大容量の通信を行った場合 混雑時間帯のみ速度制限の可能性あり
プラスエリアモードで30GB/月利用した場合 当月末まで
WiMAX 2+ 3日間で10GB以上データを使用した場合 超過日翌日の18時頃から翌朝2時頃まで
プラスエリアモードで7GB/月利用した場合 当月末まで

速度制限にかかっているかどうかは、契約しているプロバイダのマイページから確認できます。

また、通信制限がかかる原因や対処方法の記事も、参考にしてください。

おすすめ対処法:プラン内容を確認する

旧プランである「WiMAX 2+」は現プランの「WiMAX+5G」と比較すると対応エリアが狭く、通信速度も繋がりづらいです。

「WiMAX 2+」を契約している場合は、新プランへの以降で通信が改善されるかもしれません。

  • 対処法:現行プラン(WiMAX+5G)に変更してみる
特徴 WiMAX 2+ WiMAX +5G
通信技術 4G 4G + 5G
速度 高速 より高速
広帯域性 広い より広い

ただし、新プランへ移行する場合は5G回線に対応したルーターが必要になるため注意してください。

カシモWiMAXで取り扱いのある最新のルーターは以下の通りです。

5G対応のルーター

・「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」
(モバイルルーター)

・「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」
(ホームルーター)

【原因3】接続している端末が多い

WiMAXルーターは、同時に接続できる台数に上限があります。

上限に近い台数で通信をするとWiMAXが繋がらなくなったり、通信速度が遅くなる原因になります。

対処法:不要なデバイスの接続を解除する

  • 対処法:最大接続台数を確認し、多い場合は接続を切る

まずは、端末ごとに推奨されている「最大接続台数」を確認しましょう。

最大接続台数
  • Speed Wi-Fi 5G X12(モバイルルーター)
    └16台
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L13(ホームルーター)
    └32台

その後WiMAXに接続されている台数を確認し、不要なデバイスの接続を切断してみましょう。

接続台数はディスプレイの上部で確認できます。

▼2台接続されている様子

2台接続されている様子

接続台数による通信速度の変化

ここでは実際に、接続台数による通信速度の変化を検証してみました。

接続台数による通信速度の変化を検証
検証環境
  • 検証場所:東京都 中央区 ビル2階
  • 検証時間:12:30
  • 検証台数:1~8台
  • 検証方法:スピードチェックサイトにて速度を測定

検証の結果は以下の通りです。

接続台数 下り平均速度(Mbps)
1台 66.84
2台 56.24
3台 47.46
4台 34.48
5台 34.26
6台 33.69
7台 15.10
8台 27.08

ご覧の通り、接続台数が増すごとに通信速度が落ちていることがわかります。

【原因4】WiMAXの通信障害が発生している

ルーターの再起動や設定を変更しても繋がらない場合は、WiMAXで通信障害が発生している可能性があります。

回線設備の故障やメンテナンス作業、基地局のトラブルや災害による影響で、通信が繋がらなくなるケースが稀に発生します。

対処法:通信障害の状況を公式サイトで確認する

通信障害が発生していた場合は、工事やメンテナンスが終わるまでは繋がらない状態が続きます。

通信の復旧を待ってから再接続を試みましょう。

【原因5】WiMAXの対応エリア外にいる

WiMAXの電波が届く「対応エリア」から外れている場合も、電波を受信できず、インターネットが繋がらない原因になります。

山間部や地下など、電波が届きにくい場所では特に注意が必要です。

対処法:提供エリアを確認する

  • 自分のいる場所がWiMAXのサービス対応エリア内か、マップで確認する

WiMAXのサービスエリアについては、以下のマップで確認できます。

引用:UQ WiMAX

対処法:対応エリア内に移動してみる

  • 対処法:エリアマップで表示されたWiMAXの対応エリア内に移動する

もしサービスエリア内に移動してもWiMAXが繋がらない場合は、「プラスエリアモード」への切り替えをしましょう。

以下に、プラスエリアモードのメリット・デメリットをまとめました。

メリット ・通信エリアの拡大
・通信回線の安定
デメリット ・30GB/月で通信制限にかかる
・1,100円/月(税込)の追加料金がかかる
プラスエリアモードとは

プラスエリアモードとは、月額1,100円(税込)でスタンダードモードよりも繋がりやすくなる有料オプションです。

auのプラチナバンドを利用できるようになり、田舎や障害物の多い山間部などでも比較的繋がりやすくなるメリットがあります。

ただし、プラスエリアモードの場合は月に利用できるデータ容量が30GBに制限されます。

こちらの記事では、WiMAXのプラスエリアモードについて詳しく解説しています。

【原因6】電波が干渉している

WiMAX端末と家電の電波が干渉している場合も、インターネットが繋がりにくい原因となります。

電子機器の電波には「2.4GHz」と「5GHz」の2種類があり、同じ周波数帯の機器が多いことで通信が不安定になりやすくなります。

特徴 2.4GHz 5GHz
障害物 障害物を貫通しやすい 障害物に弱い
カバー範囲 広範囲をカバー カバー範囲が狭い
干渉 干渉を受けやすい 干渉を受けづらい
通信速度 比較的遅い 高速
主に使われる家電 ・電子レンジ
・Bluetooth機器
(イヤホン、スピーカー、
ワイヤレスマウス・キーボードなど) ・コードレス電話機(一部の機種)
・WiMAXルーター端末(2.4GHz接続の場合)
・一部のWiMAX、Wi-Fiルーター(5GHz対応機種)
・一部のコードレス電話機

対処法:周波数を変更する(5GHz・2.4GHz)

  • 対処法:設定画面で周波数を切替えてみる

WiMAXのルーターでは、用途や状況に合わせて「2.4GHz」と「5GHz」の周波数を選択できます。

繋がりくい場合は、以下の手順で設定を変更してみましょう。

「X12」周波数の変更手順
  1. 「Wi-Fi/LAN」を選択
  2. 「Wi-Fi周波数」を選択
  3. 周波数を設定(屋内or屋外を選択)
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「DOCK 5G」周波数の変更手順
  1. 「設定」を選択
  2. 「Wi-Fi周波数」を選択
  3. 周波数を設定(2.4GHzor5GHzを選択)
DOCKの周波数の変更手順

実際に編集部でも周波数を変えて速度の違いを測定した結果、67%速度が改善されました。

▼検証結果

DOCK(5GHz-屋内) DOCK(2.4GHz)
下り 66.79Mbps 39.86Mbps
上り 15.81Mbps 13.45Mbps
Ping 34.33ms 26.33ms
検証の詳細
検証環境
  • 場所:東京都 中央区 ビル 5階
  • 時間:12時頃
  • 使用端末:Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
  • 接続機器:iPhone(1台)
  • 補足:障害物の多い環境

【原因7】端末側の設定が間違っている

スマホやPCなどの端末側で、接続するWiFiの設定を間違っている場合も、WiMAXが繋がらない原因になります。

WiFiのパスワード(暗号キー)やSSID(ネットワーク名)を間違えて設定している場合、ルーターとの認証が失敗して接続に失敗します。

対処法:接続されているWiFiを確認する

  • 接続されているSSIDが異なる場合、正しいSSIDを選択して再接続する

まずは、接続されているWiFiが、契約中のWiMAXのSSIDになっているかを確認してみましょう。

契約中のWiMAX以外のWiFiであれば、PCやスマホの本体設定からWiMAXへ接続し直しましょう。

接続しているデバイスが勝手にWiFiへ接続されないようにする設定もできるので、そのつど確認するのが面倒な方は設定をしておくことをおすすめします。

設定の変更方法
  • iPhoneの場合
    ┗設定>Wi-Fi>「i」マークをタップ>自動接続をオフに
  • Androidの場合
    ┗設定>ネットワークとインターネット>自動接続をオフに

【原因8】WiMAXルーター端末が故障している

電源の再起動やSIMカードの挿し直し、通信設定を調整してもWiMAXが繋がらない場合は、WiMAXルーター端末が故障している可能性があります。

WiMAXルーターは精密機器のため、落下や衝撃による破損、水濡れ、高温下での使用、バッテリー劣化などが原因で故障する場合があります。

対処法:端末を交換または買い替える

  • 契約先のプロバイダのサポート窓口に連絡し、交換や買い替えができるか確認する

WiMAX端末が壊れた場合は、保証期間内であれば、契約したプロバイダで修理や新品への交換を依頼できます。

また契約時に端末補償オプションに加入した場合は、補償内で交換ができる可能性があるため、問い合わせ時に確認してみましょう。

オプションに未加入だったり保証期間を過ぎている場合は、プロバイダを通じて新しい端末を購入するか機種変更の手続きを行う必要があります。

【原因9】月額料金が支払われていない

WiMAXの月額利用料金が未払いになっている場合も、WiMAXが繋がらない原因になります。

プロバイダが未払いを確認した時点で、一時的に通信サービスを停止して回線が利用できなくなるためです。

対処法:支払い状況を確認する

  • 対処法:プロバイダのマイページや請求書で、支払い状況を確認

もし月額料金の未払いがある場合は、未納分の支払いを行うことでWiMAXの通信が再開します。

支払い完了後、通常数時間~1日以内には再開するので、気づいたらなるべく早く支払いを済ませましょう。

それでも繋がらない場合は問い合わせ窓口へ連絡

ここまでの対処法を試してもWiMAXが繋がらない場合や、ルーター端末がが故障した際は、契約している各プロバイダへ問い合わせましょう。

以下に、主なWiMAXプロバイダの問い合わせ先をまとめました。

プロバイダ 問い合わせ先 営業時間
UQ WiMAX 0120-929-777 9時~20時
(年中無休)
BIGLOBE WiMAX 固定電話: 0120-86-0962
携帯: 03-6385-0962
9時~18時
(年中無休)
GMO とくとくBB WiMAX 0570-045-109 10時~19時
(年中無休)
カシモWiMAX お問い合わせフォームで対応 終日
Broad WiMAX 050-3144-9935 11時~19時
(年末年始休業あり)
DTI WiMAX2+ 0570-00-4740 10時~17時
(平日のみ、年末年始休業あり)
ゼウスWiMAX お問い合わせフォームで対応 終日
Vision WiMAX 0120-410-876 9時~19時
(年中無休)
5G CONNECT WiMAX チャットでの対応 終日
ヨドバシWiMAX 0570-025879 10時~18時

上記の問い合わせ先から、自分の契約しているWiMAXプロバイダに問い合わせてみましょう。

WiMAXが繋がらない・遅い場合は光回線への乗り換えもおすすめ

「WiMAXの通信速度が遅い」「全く繋がらない」という状況が頻繁に発生する場合は、光回線への乗り換えを検討するのも1つの方法です。

通信にストレスを感じる場合は、光回線に乗り換えることでより安定した高速インターネット環境を整えられます。

WiMAXに比べて大容量のデータ通信を安定して行えるため、オンラインゲームや動画視聴を多く行うユーザーには特におすすめです。

WiMAXの通信トラブルが解決しない場合は、光回線の導入を検討してみましょう。

通信速度に不満を感じている方は光回線の速度について詳しくまとめている記事を参考にしてください。

カシモ光回線乗り換えサポート

光サポート

弊社関連会社のMEモバイルでは、専用窓口にて光回線への乗り換えをサポートしています。

乗換えサポートの特長
  • 最適な回線プランを提案
  • 面倒な手続きをサポート
  • 契約解除料がかからない

「どの回線を選べばいいかわからない」「解約の手続きが面倒」「契約解除料が心配」などのお悩みを抱えている場合は、乗り換えのサポートをするのでぜひご相談ください。

専門スタッフが利用環境や通信ニーズに合った最適な光回線プランをご提案し、解約手続きから新規契約まで一貫してサポートいたします。

さらに、契約解除料の負担を軽減するキャンペーンや割引もご用意していますので、まずはご気軽に窓口までご相談ください。

WiMAXが繋がらない際のよくある質問

ここでは、WiMAXが繋がらない際のよくある質問をまとめました。

WiMAXが圏外になる場合の原因と対処法は?

WiMAXの接続表示が圏外になった場合は、以下のような原因が考えられます。

上記の対処法を試しても繋がらない場合は、契約しているプロバイダのサポート窓口に問い合わせましょう。

WiMAXが室内で繋がりにくいのはなぜですか?

WiMAXは、家電の電波が干渉することで、室内で繋がりづらくなるケースがあります。

以下の対処法を試してみてください。

まとめ

本記事では、WiMAXが繋がらない原因と対処法をまとめました。

WiMAXが繋がらない場合、主に以下のような原因が考えられます。

これらの対処法を試してもWiMAXが繋がらない場合は、契約しているWiMAXプロバイダの問い合わせ窓口へ連絡してみましょう。