
※当記事はPRを含みます。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
契約するインターネットサービスを選ぶうえで、通信速度はは非常に重要です。
中でも、カシモWiMAXは高速の5Gをデータ無制限で使えますが、「本当に速いの?」と気になる方もいるでしょう。
この記事では、カシモWiMAXの通信速度について、実際の検証結果やユーザーの口コミをもとに解説します。
カシモWiMAXの通信速度を検証
カシモWiMAXはWiMAXプロバイダの1つで、au/UQ回線を利用しているため、他WiMAXプロバイダと通信速度や対応エリアは変わりません。
しかし、ポケット型WiFiとホームルーター端末を販売しており、端末や機種によって通信速度は異なります。
ここでは、端末で異なるカシモWiMAXの通信速度を、実際の検証結果などをもとに解説します。
実際のユーザーが計測したカシモWiMAXの通信速度
「みんなのネット回線速度(略称:みんそく)」とは、さまざまなインターネットサービスの利用者が、契約中の回線の通信速度を計測したデータを集約した情報サイトです。
このサイトでは、実際のユーザーの使用環境での測定結果が掲載されており、地域や時間帯による速度差も分かります。
そして、「みんそく」では、カシモWiMAXで取り扱っている端末の通信速度も確認できます。
例えば、1世代前のポケット型WiFi「X12」は平均下り速度が149.8Mbpsですが、あるユーザーが千葉県 千葉市で計測した際は631.31Mbps、埼玉県 狭山市では40.66Mbpsと、場所によって差があることが分かります。
現在、カシモWiMAXで販売している端末の「みんなのネット回線速度」での通信速度は以下からチェックしてみてください。
【実機検証】時間帯別の実測値を検証
カシモWiMAXではポケット型WiFiの「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」とホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を販売しています。
ここでは、これら2機種の通信速度を実際に検証したデータを基に解説します。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の通信速度
「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(略称:DOCK 5G 01)」を は、2025年に発売された最新のポケット型WiFiです。
今回はそんなDOCK 5G 01を1日使用し、時間帯別の通信速度を検証してみました。検証環境と検証結果は以下のとおりです。
- 場所:東京都 中央区
- 日日:2025年4月17日
- 方法:各時間帯に3回測定
- 接続:パソコンと無線(WiFi)で接続
- 【下り速度】
ネット閲覧・動画視聴・ゲームなど、どんな作業もサクサクできる100Mbps以上を安定してキープ。 - 【上り速度】
SNS投稿や写真の送信などは問題ないが、時間帯によってはやや遅く感じることも。混雑していない時間帯なら非常に快適。 - 【Ping値】
1日中スムーズな水準。ほとんどの時間帯で快適に利用可能です。
「DOCK 5G 01」は、1日を通して下り速度が非常に安定(100Mbps以上を維持)しており、上り・Ping値も快適なレベルを維持しています。
以下にまとめた検証時の通信速度データを見ても、下り速度は100Mbps以上を維持し、最速240Mbpsを計測。
上り速度とPing値は時間帯による差があるものの、上り速度は5Mbps前後、Ping値は40ms台以下と、必要最低限の速度をコンスタントに記録しています。
結論として、日常的なネット利用からビデオ会議・動画視聴・オンラインゲームまで、幅広い用途で安心して使える高性能ルーターだと言えます。
「DOCK 5G 01」は、1日を通してストレスなく、プライベートから仕事まで1つの持ち運び可能なWiFiに通信をまとめたい方におすすめです。
▼以下はDOCK 5G 01の速度検証をした際の結果です。
1回目の計測結果 | 2回目の計測結果 | 3回目の計測結果 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計測時間 | 下り | 上り | Ping値 | 計測時間 | 下り | 上り | Ping値 | 計測時間 | 下り | 上り | Ping値 |
10時 | 140Mbps | 5.1Mbps | 41ms | 10時 | 150Mbps | 3.1Mbps | 35ms | 10時 | 140Mbps | 4.1Mbps | 43ms |
11時 | 160Mbps | 3.4Mbps | 46ms | 11時 | 150Mbps | 5.8Mbps | 34ms | 11時 | 220Mbps | 6.2Mbps | 33ms |
12時 | 110Mbps | 4.7Mbps | 38ms | 12時 | 110Mbps | 8.9Mbps | 43ms | 12時 | 96Mbps | 5.8Mbps | 46ms |
13時 | 98Mbps | 6.2Mbps | 46ms | 13時 | 110Mbps | 2.7Mbps | 45ms | 13時 | 120Mbps | 7.7Mbps | 45ms |
14時 | 130Mbps | 6.0Mbps | 47ms | 14時 | 110Mbps | 7.1Mbps | 45ms | 14時 | 130Mbps | 4.3Mbps | 45ms |
15時 | 150Mbps | 5.2Mbps | 45ms | 15時 | 160Mbps | 7.4Mbps | 44ms | 15時 | 180Mbps | 4.9Mbps | 42ms |
16時 | 210Mbps | 15Mbps | 30ms | 16時 | 210Mbps | 15Mbps | 31ms | 16時 | 240Mbps | 16Mbps | 30ms |
17時 | 130Mbps | 15Mbps | 39ms | 17時 | 120Mbps | 14Mbps | 38ms | 17時 | 160Mbps | 14Mbps | 38ms |
18時 | 160Mbps | 8.9Mbps | 31ms | 18時 | 150Mbps | 14Mbps | 31ms | 18時 | 140Mbps | 14Mbps | 30ms |
19時 | 160Mbps | 4.9Mbps | 41ms | 19時 | 150Mbps | 4.5Mbps | 45ms | 19時 | 140Mbps | 5.3Mbps | 40ms |
▼以下の記事ではSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01のレビュー結果を解説しています。
速度以外に使用感なども検証しているので、ぜひチェックしてみてください。
2025年最新のポケット型WiFi「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を徹底レビュー。実測通信速度や操作性、旧端末との違い、有線接続対応やバッテリー性能まで、実際に使って分かったメリット・デメリットを詳しく解説します。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の通信速度
「Speed Wi-Fi HOME 5G L13(略称:L13)」は、カシモWiMAXで販売している最新のホームルーターです。
今回はそんなL13を1日使用し、時間帯別の通信速度を検証してみました。検証環境と検証結果は以下のとおりです。
- 場所:東京都 中央区
- 日日:2025年4月15日
- 方法:各時間帯に3回測定
- 接続:iPhone 13と無線(WiFi)で接続
- 【下り速度】
動画視聴・ネット検索・Zoomなど、どの時間帯でも快適に使える速度 - 【上り速度】
1日を通して動画アップロードやSNSへの投稿がメインの方には遅いと感じやすい水準 - 【Ping値】
一時的な低下を除いてはほとんどの時間帯で快適に使える水準
L13の通信速度は時間帯によって差があるが、下り速度は殆どの作業を快適に行えるレベルを維持しています。
Ping値は一時的に悪化する場合もありますが、概ね40ms未満を保っており、1日を通して比較的安定しています。
上り速度はやや物足りなさがあるものの、日常的な利用においては問題なく使える水準です。
結論として、時間帯によって通信速度に波があり、一時的な低下が見られるものの、大容量データのアップロードを頻繁に行わない限り、快適に利用できるホームルーターといえます。
▼以下はL13の速度検証をした際の結果です。
1回目の計測結果 | 2回目の計測結果 | 3回目の計測結果 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計測時間 | 下り | 上り | Ping値 | 計測時間 | 下り | 上り | Ping値 | 計測時間 | 下り | 上り | Ping値 |
10時 | 120Mbps | 3.8Mbps | 41ms | 10時 | 140Mbps | 4.7Mbps | 39ms | 10時 | 190Mbps | 4.5Mbps | 42ms |
11時 | 260Mbps | 4.4Mbps | 40ms | 11時 | 200Mbps | 3.7Mbps | 42ms | 11時 | 200Mbps | 4.5Mbps | 40ms |
12時 | 160Mbps | 2.3Mbps | 43ms | 12時 | 95Mbps | 3.1Mbps | 44ms | 12時 | 120Mbps | 3.1Mbps | 40ms |
13時 | 190Mbps | 5.5Mbps | 38ms | 13時 | 150Mbps | 1.4Mbps | 42ms | 13時 | 59Mbps | 1.1Mbps | 43ms |
14時 | 150Mbps | 2.4Mbps | 37ms | 14時 | 100Mbps | 2.7Mbps | 37ms | 14時 | 120Mbps | 2.6Mbps | 36ms |
15時 | 100Mbps | 2.6Mbps | 33ms | 15時 | 110Mbps | 2.8Mbps | 37ms | 15時 | 86Mbps | 2.4Mbps | 38ms |
16時 | 99Mbps | 1.3Mbps | 35ms | 16時 | 91Mbps | 1.6Mbps | 34ms | 16時 | 99Mbps | 1.8Mbps | 38ms |
17時 | 95Mbps | 1.2Mbps | 39ms | 17時 | 96Mbps | 1.2Mbps | 44ms | 17時 | 110Mbps | 1.2Mbps | 42ms |
18時 | 160Mbps | 2.1Mbps | 42ms | 18時 | 140Mbps | 760Kbps | 54ms | 18時 | 130Mbps | 1.8Mbps | 42ms |
19時 | 170Mbps | 2.3Mbps | 47ms | 19時 | 150Mbps | 1.8Mbps | 45ms | 19時 | 150Mbps | 2.6Mbps | 39ms |
▼以下の記事ではSpeed Wi-Fi HOME 5G L13のレビュー結果を解説しています。
実際にオンラインゲームをプレイした検証結果も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、最大下り速度4.2Gbpsの高速通信に対応した最新のWiMAXホームルーターです。今回は、L13を実機レビューで通信速度・安定性・ゲーム利用の実力を検証し、メリット・デメリットまで詳しく解説。L12・L11や他社ルーターとの比較、設定方法、お得な購入キャンペーン情報も紹介します。
使用場所によるカシモWiMAXの速度を検証
カシモWiMAXの速度は、同じ5G対応エリアでも使用する場所、例えば地下や高層階で異なることがあります。
以下は、ポケット型WiFi「Speed Wi-Fi 5G X12」と「Speed Wi-Fi 5G X11」の通信速度を場所別で計測した際のデータです。
地下は有楽町駅、高層階は東京都 千代田区にあるビルの14階で計測しました。
▼X12の通信速度を検証した際のデータ
X12 | 通常 | 地下 | 高層階 |
---|---|---|---|
下り | 149Mbps | 64Mbps | 45Mbps |
上り | 18Mbps | 21Mbps | 4Mbps |
Ping | 44ms | 38ms | 43ms |
▼X11の通信速度を検証した際のデータ
X11 | 通常 | 地下 | 高層階 |
---|---|---|---|
下り | 190Mbps | 62Mbps | 19Mbps |
上り | 36Mbps | 22Mbps | 4Mbps |
Ping | 38ms | 34ms | 38ms |
検証結果から、下りや上り速度は移動する場所の高さによって大きく変動することが分かります。
特に、高層階では通常時と比べて極端に下がっています。
しかし、「X12」であれば、最も遅い高層階でも下り45Mbps、上り4Mbpsと、日常的なインターネット利用には十分な速度を確保しています。
そのため、地下や高層階であっても、オンラインゲームのような高速通信を必要とする用途を除けば、快適に使用できるといえるでしょう。
カシモWiMAXの速度に関する評判まとめ
ここでは、カシモWiMAXの速度に関する評判や口コミをまとめています。
カシモWiMAXの速度に関する良い評判
カシモWiMAXの速度に関する良い評判では動画メインでの使用も問題なく、オンラインゲームも快適に行える、という口コミが寄せられています。
また、奥まった部屋や混雑しやすい時間帯も使えると、安定性についても好評です。
以下はカシモWiMAXご利用者の口コミなので、ぜひチェックしてみてください。
出典:価格.com
カシモWiMAXの速度に関する悪い評判
カシモWiMAXの速度に関する口コミを総合すると、通信速度や接続の安定性に不満を感じる声が一定数見受けられます。
以下はカシモWiMAXご利用者の速度に関する悪い評判です。
出典:価格.com
特に、混雑する時間帯や場所によって速度にバラつきがあると指摘されています。
通信速度は主に利用場所によって異なります。
たとえば、5G対応エリア外や電波を妨げる障害物が多い環境では速度が低下しやすいです。
ただし、使用場所を変えるだけで通信速度が改善されるケースも多いです。
契約後に後悔しないためにも、まずは利用予定の場所がサービスエリア内かどうか、「WiMAXのサービスエリアマップ」で確認してみてください。
▼本記事下部では通信速度が遅い、安定しない時の対処法も解説しています。
▼以下の記事ではカシモWiMAXの評判を解説しています。
満足度アンケートの結果も解説しているので、併せてチェックしてみてください。
※当記事はPRを含みます。※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。 カシモWiMAXをご利用いただく前に、「通信速度は大丈夫?」「料金は高い?」など、評判を …
カシモWiMAXに速度制限はある?条件と制限後の速度
カシモWiMAXで新規契約を受け付けている「縛りなしSA端末プラン」では、基本的にデータ容量が無制限で利用可能です。
しかし、使用する通信モードによっては制限がかかることがあります。
ここでは、カシモWiMAXで利用できる「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」に分けて、通信制限について解説します。
スタンダードモードは実質無制限
スタンダードモードとは、カシモWiMAXで利用できる通常の通信モードです。
以前は、WiMAX +5Gの利用者が3日で15GBを使用すると通信制限がかかっていましたが、UQ WiMAXはこの制限を2022年2月1日に撤廃しました。
これにより、現在は無制限で利用可能です。
そのため、カシモWiMAXで新規契約を受け付けている「縛りなしSA端末プラン」のスタンダードモードであれば、データ無制限で好きなだけ利用可能です。
※3日で15GBの使用制限の詳細はこちら
プラスエリアモードは月30GBまで
プラスエリアモードとは、電波が届きにくい山間部などでも通信が安定しやすくなるモードで、対応エリアを広げることができます。
しかし、プラスエリアモードを利用すると、利用月に限って通信制限がかかる点に注意が必要です。
具体的には、プラスエリアモードで月30GBを使用すると月末まで送受信最大128kbpsの通信制限がかかります。
ただし、プラスエリアモードで速度制限がかかっても、スタンダードモードには影響ありません。
例えば、プラスエリアモードで30GB使い切り、通信制限がかかったとしても、スタンダードモードに切り替えれば、その後もデータ容量無制限で利用できます。
速度制限がずっと続くわけではないため、安心して利用できます。
▼以下の記事ではカシモWiMAXの対応エリアについて解説しています。
通信モードで異なる対応エリアを簡単にチェックできる方法を解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
カシモWiMAXの対応エリアを徹底解説!5G・4Gの違いや通信モードによる範囲の差、対応エリアの確認方法まで詳しく紹介。Try WiMAXや口コミ活用法も解説しているので、自宅や職場で使えるか不安な方は参考にしてみてください。
▼プラスエリアモードとはなにか、メリットやデメリットを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
本記事では、プラスエリアモードの特徴や、切り替え方法を解説します。WiMAXのプラスエリアモードとは、auのプラチナバンドを使える通信モードのことです。山間部など普段は電波が届きにくい場所で役立つ通信モードなので、ぜひ活用してみてください。
カシモWiMAXの速度が遅い・繋がらない主な原因7つ
ここでは、カシモWiMAXの利用中に通信速度が遅くなった、繋がらなくなった時の原因を解説します。
使用場所がWiMAXの提供エリア外
カシモWiMAXの速度が遅い、繋がらない場合、対応エリアが原因の可能性があります。
通信速度や安定性は対応エリアのどこで利用しているかで大きく異なります。
そのため、まずは利用場所が対応エリア内かを確認することが重要です。確認には、以下の「サービスエリアマップ」が役立ちます。
引用:UQ WiMAX
通信速度が遅い場合、上記サービスエリアマップの中で比較的に速度が遅い黄色の「4G」エリアや、無色の「対応エリア外」で利用していることが考えられます。
この場合、オレンジ色の「5G NR化」や赤色の高速通信対応「5G sub6」エリアに移動することで通信が改善される可能性があるので、ぜひ試してみてください。
回線が混雑する時間帯に利用している
通信速度が遅くなったり、接続が不安定になったりする原因の一つに、「回線が混雑する時間帯に利用していること」が挙げられます。
今回の検証でもお昼時や夕方ごろに速度が下がったように、時間帯によって通信速度や安定性も変動します。
理由は、通信は車の渋滞のようなもので、利用者数が多くなると混雑し、通信速度が遅くなるためです。
このような場合には、端末の接続台数を減らす、利用する時間帯をずらす、周波数帯を切り替えることで、状況の改善が期待できます。
端末に不具合が発生している
速度が出ない、繋がりにくい原因として、ポケット型WiFiやホームルーター端末自体に不具合が起きている可能性もあります。
このような場合、端末の再起動やファームウェアと呼ばれるソフトウェアの更新(iPhoneで言うiOSアップデート)などを行うことで改善が期待できます。
ファームウェアのアップデート情報は、UQ WiMAXが公式に発表しています。
「WiMAXファームウェア更新のお知らせ」のページから最新情報をチェックしてみてください。
▼端末別のファームウェアの更新方法は本記事下部で解説しています。
端末の設置場所が悪い
カシモWiMAXで通信が安定しない原因のひとつに、端末の設置場所が適切でないことが挙げられます。
適切でない設置場所とは、部屋の隅、家具の裏や内部、壁に囲まれた場所などです。
WiMAX端末は電波を360度全方向に発信しているため、部屋の隅に設置すると、対角線上の部屋では電波が届きにくくなることがあります。
また、障害物が多いと電波が遮られ、安定性や速度が低下しやすくなります。
そのため、できるだけ障害物が少なく、家の中心に近い場所へ設置することをおすすめします。
接続している周波数帯が干渉している
通信が繋がりにくい、あるいは安定しない原因のひとつに、周波数帯が他の機器と干渉している可能性があります。
2.4GHzの周波数帯は、電子レンジやBluetooth機器、他のWi-Fi機器と干渉しやすいという特徴があります。
一方で5GHz帯は、近距離での通信には適していますが、遠距離での通信や障害物の多い場所では通信が不安定になりやすい傾向があります。
そのため、近距離で使用しているにもかかわらず通信状況が悪い場合は5GHz帯を、ルーターから遠い場所で繋がりにくい場合は2.4GHz帯を利用するなど、利用環境に応じて周波数帯を使い分けることをおすすめします。
接続中のスマホやパソコンの問題
通信が繋がりにくい場合は、接続しているデバイス(スマートフォンやパソコン)に原因がある可能性があります。
この場合、デバイスを再起動やソフトウェアをアップデート、WiFiを一度オフにしてから再接続することで、問題が解消することがあります。
それでも接続できない場合は、デバイス自体に別の問題がある可能性があるため、メーカーへ問い合わせてみるとよいでしょう。
速度制限にかかっている
通信速度が遅い場合は、速度制限にかかっている可能性があります。
現在、カシモWiMAXで新規契約を受け付けている「縛りなしSA端末プラン」は、データ容量無制限で利用可能ですが、プラスエリアモードでは月30GBまでしか利用できず、超過すると通信制限がかかります。
この場合、制限の影響を受けない「スタンダードモード」に切り替えることで、プラスエリアモードの制限が解除される翌月までも、通常の通信速度で利用できます。
一方で、WiMAX 2+を利用している場合は、使用モードに関係なく、直近3日間の使用データ量が10GBを超えると速度制限がかかります。
この制限は、「3日間で10GBを超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯」まで継続するため、解除されるまで我慢するしかありません。
※WiMAX 2+ご利用者が3日で10GB使用するとかかる制限の詳細についてはこちら
今すぐ試せる!カシモWiMAXの速度を改善する対処法8選
ここでは、カシモWiMAXの速度が遅い、安定しない時にすぐ試せる対処法を解説します。
WiMAXルーター端末を再起動する
ポケット型WiFiやホームルーター本体の再起動も通信速度を改善する有効な対処法の一つです。
これは、端末を一度休ませることで、一時的な電波障害などのトラブルが解消される可能性があるためです。
以下は、ポケット型WiFi「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」と「Speed Wi-Fi 5G X12」、およびホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の再起動方法です。ぜひチェックしてみてください。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の再起動方法
- 電源ボタンを約3秒間長押しする
- 電源オプション画面で「再起動」をタップ
Speed Wi-Fi 5G X12の再起動方法
- 電源ボタンを長押し
- 電源オプションの「再起動」を選択
- 「はい」を選択
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の再起動方法
- 本体底面の「RESET」ボタンを開き、下記画像のリセットボタンを3~5秒間長押しする
- 全部のライトが消灯後し、再起動した後、Statusが緑色に点灯すれば完了
接続しているスマホやPCを再起動する
接続しているスマホやPCを再起動することもカシモWiMAXの速度を改善する対処法の1つです。
理由は、端末側の熱や電波障害、ソフトウェアの不具合など、一時的なトラブルを解消できる可能性があるからです。
各端末の再起動方法は以下からチェックしてみてください。
5GHz帯に接続を変更する
状況に応じて周波数帯を切り替えることも通信速度や安定性を改善する対処法です。
WiMAXが使用している周波数帯は主に以下の2つで、特徴が異なります。
周波数帯 | 【2.4GHz】 | 【5GHz】 |
---|---|---|
通信距離 | 短い | 長い |
障害物 | 強い | 弱い |
速度 | 比較的に遅い | 比較的に速い |
電波干渉 | 受けやすい | 受けにくい |
以上の特徴を踏まえると、ルーターとデバイスの距離が近いにも関わらず、通信状況が悪くなった場合、「5GHz」に変更することで改善が期待できます。
反対に、遠距離で接続が不安定な場合は「2.4GHz」に切り替えることで、同様に通信が良くなる可能性があります。
周波数帯の変更方法は以下からチェックしてみてください。
クレードル等を使って有線接続する
ポケット型WiFiやホームルーターとデバイスを有線接続する方法も、効果的な通信速度や安定性の改善方法です。
理由は、有線接続にすることで、端末と接続デバイス間のやり取りで起きるデータのロスを無線時より少なくできるためです。
有線接続方法はホームルーターの場合、背面のLANポートとデバイスにLANケーブルを差し込むだけです。
ポケット型WiFiの場合、X11やX12なら「クレードル」を使用し、最新端末のDOCK 5G 01であれば、「ドック」に端末を設置し、LANケーブルをクレードル(ドック)とデバイスのLANポートに接続します。


なお、「DOCK 5G 01」には専用ドックが無料で付属しています。
しかし、旧型端末用のクレードルは契約時のみしかWiMAXプロバイダでは購入できないため、お持ちでない場合は、Amazonなどで購入する必要があります。
▼WiMAXの有線接続方法は以下の記事で、画像付きで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
今回はWiMAXの有線接続方法を画像付きで解説。ポケット型WiFiとホームルーターで異なる方法や、有線接続できない時の対処法も解説しています。
最新ファームウェアにアップデートする
カシモWiMAXの通信速度を改善する方法の一つに、ファームウェアを最新バージョンにアップデートするという対処法があります。
ファームウェアとは、ポケット型WiFiやホームルーターの制御を担うソフトウェアで、iPhoneでいうところのiOSのようなものです。
古いファームウェアを使用していると、新しいバージョンで解消されている不具合が残っている場合があり、それが原因で通信トラブルが発生することもあります。
そのため、ファームウェアをアップデートすることで不具合の解消が期待でき、結果的に通信環境の改善につながる可能性があります。
カシモWiMAX端末のファームウェア更新方法は以下からチェックしてみてください。
- Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
アップデート方法
最新アップデートのお知らせ -
Speed Wi-Fi 5G X12
アップデート方法
最新アップデートのお知らせ -
Speed Wi-Fi 5G X11
アップデート方法
最新アップデートのお知らせ
-
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
アップデート方法
最新アップデートのお知らせ -
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
アップデート方法
最新アップデートのお知らせ -
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
アップデート方法
最新アップデートのお知らせ
電波の良い場所に移動する
建物の中で通信状況が悪くなった場合は、電波の届きやすい場所に移動することも方法の1つです。
たとえば、窓際や外壁に近い場所が効果的です。
電波は、壁や家具などの障害物が多いと届きにくくなり、通信が遅く不安定になりやすいため、外部に近くて障害物の少ない場所へ移動することで改善が期待できます。
プラスエリアモードを利用する
カシモWiMAXの通信が不安定な場所では、「プラスエリアモード」をオンにすることで、通信が改善されることがあります。
プラスエリアモードとは、月額1,100円(税込)で、通信範囲を広げられるモードです。
そのため例えば、スタンダードモードで対応外のエリアでも、プラスエリアモードなら4G回線が使えるなど、通信の改善が期待できます。
ただし、プラスエリアモードには月間30GBのデータ容量制限があり、これを超えると速度制限がかかるため注意が必要です。(スタンダードモードに影響はありません。)
下記のサービスエリアマップでは、スタンダードモードとプラスエリアモードを切り替えて、エリアの対応状況を確認できます。
「ここで検索/スタンダードモード」をタップし、電波の種類選択からモードを切り替えてチェックしてみてください。
引用:UQ WiMAX
▼以下の記事ではプラスエリアモードとはなにかについて解説しています。
特徴や切り替え方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
本記事では、プラスエリアモードの特徴や、切り替え方法を解説します。WiMAXのプラスエリアモードとは、auのプラチナバンドを使える通信モードのことです。山間部など普段は電波が届きにくい場所で役立つ通信モードなので、ぜひ活用してみてください。
最新のWiMAX +5G端末に機種変更する
カシモWiMAXで旧端末を利用している場合、機種変更することで通信環境の改善が期待できます。
特におすすめなのが、WiMAX 2+のポケット型WiFiやホームルーターを利用している方です。
理由は、WiMAX 2+は4G回線までのみ対応ですが、WiMAX +5Gであればより高速な5G回線を使用できるためです。
カシモWiMAXでの機種変更は簡単で、機種変更申込ページから依頼フォームを入力するだけです。
- WiMAX2+ご契約者の機種変更ページ
- WiMAX+5Gご契約者の機種変更ページ
※どちらの端末を契約中か分からない場合は、WiMAXの機種一覧からご確認ください。
機種変更には以下の条件がありますが、満たしていれば どなたでも最新機種へ変更できます。
対象プラン | 最低契約期間 |
---|---|
2年プラン | 20カ月目以降 |
3年プラン | 32カ月目以降 |
縛りなしプラン | 20カ月目以降 |
変更後はプランもデータ無制限のプランに変わるので、ぜひ機種変更を検討してみてください。
▼カシモWiMAXで機種変更する方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
それでも速度が改善しない場合は?
複数の対処法を試したけど速度が改善されない場合は他に原因がある可能性があります。
ここでは、「なにをやっても通信が改善しない」場合の対処法を解説します。
カシモWiMAXのサポートセンターに問い合わせる
「様々な対処法を試したけど通信が改善されない」という場合は一度カシモWiMAXまでお問い合わせください。
お問い合わせ方法はWebのお問い合わせフォームまたは電話(050-3185-6551)です。
ささいなことでも構わないので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
他のインターネット回線へ乗り換える
カシモWiMAXの通信速度や安定性がどうしても改善されない場合は、他のインターネットサービスへの乗り換えを検討するのも一つの方法です。
その際に おすすめなのが光回線です。
光回線とは、ケーブルを使って有線でデータのやり取りを行うため、安定性が高い回線です。
また、無線でやり取りをしているポケット型WiFiやホームルーターより通信速度が速いという特徴もあります。
端末名 | Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | ドコモ光 | ソフトバンク光 | auひかり |
---|---|---|---|---|---|
下り速度 | 147.8Mbps | 135Mbps | 419.74Mbps | 451.8Mbps | 619.77Mbps |
上り速度 | 8Mbps | 3Mbps | 355.31Mbps | 374.55Mbps | 579.73Mbps |
Ping値 | 39.6ms | 40ms | 19.97ms | 17.57ms | 15.62ms |
さらに、カシモWiMAXでは光回線への乗り換えもサポートしています。
方法は「カシモWiMAXの光回線乗り換え専用ページ」から光回線診断を行った後、オペレーターと電話をしながら申し込むだけです。
診断は1分ほどで完了するので、お気軽にお試しください。
カシモWiMAXの速度でよくある質問
ここでは、カシモWiMAXの速度でよくある質問に答えていきます。
オンラインゲームは快適にできる?
カシモWiMAXのPing値は、検証時点で「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」が平均39.6ms、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」が平均40msと、オンラインゲームも快適に行える水準です。
下り速度は「DOCK 5G 01」が常に100Mbps以上を維持し、「L13」はやや変動があるものの100Mbps前後と、どちらも十分な速度を保っています。
上り速度は、「DOCK 5G 01」が平均8Mbps、「L13」が平均3Mbpsとやや物足りなさがあるものの、オンラインゲームには大きな影響はありません。
そのため、カシモWiMAXであればオンラインゲームも快適にプレイできると言えます。仮に接続が不安定になった場合でも、有線接続が利用できるため安心です。
大容量ファイルのダウンロードはスムーズ?
カシモWiMAXで販売されている端末は、下り速度が速いため、大容量ファイルのダウンロードもスムーズに行えます。
データのダウンロードに重要な下り速度に注目すると、最新のポケット型WiFi「DOCK 5G 01」は、常時100Mbps以上を維持し、最大で240Mbpsを記録しました。
また、最新のホームルーター「L13」は、検証時に最低59Mbpsを記録しましたが、それ以外の時間帯では100Mbps以上を維持し、最大260Mbpsを記録しています。
下り速度の目安とされる30Mbps〜100Mbpsを大きく上回る通信速度が出ているため、大容量ファイルのダウンロードも快適に行えるでしょう。
オンライン会議や授業はできる?
カシモWiMAXなら、オンライン会議や授業も 問題なく利用できます。
その理由は、 Zoom公式が推奨している下り・上りともに4Mbps以上という帯域幅を満たしているためです。
最新のポケット型WiFi「DOCK 5G 01」は、1日を通して下り速度が100Mbps以上を維持しており、安定した通信が可能です。
上り速度については一時的に2.7Mbpsまで低下することはありますが、平均して5Mbps前後を保っているため、Zoomが推奨する要件を十分に満たしています。
そのため、カシモWiMAXならオンライン会議や授業も快適に行えます。
他のWiMAXと比較して速い?遅い?
カシモWiMAXの通信速度や安定性は、 他のWiMAXプロバイダと同じです。
その理由は、「WiMAX」と名の付くサービスは、いずれもauやUQモバイルの回線を利用しており、通信速度や安定性、対応エリアが共通しているためです。
そのため、どのWiMAXプロバイダを選んでも、通信に違いはありません。
カシモWiMAXの通信速度まとめ
今回は、カシモWiMAXの通信速度について解説しました。
カシモWiMAXで新規契約を受け付けている最新のポケット型WiFi「DOCK 5G 01」は、1日を通して下り速度が100Mbps以上を維持し、最速で240Mbpsを記録しました。
また、最新のホームルーター「L13」は、一時的に速度が低下する時間帯はあるものの、必要十分な下り速度59Mbpsを記録し、1日を通しておおむね100Mbps前後の安定した通信が可能です。
このように、カシモWiMAXなら、1日を通して安定して速いWiFiを購入できます。
5G対応の高速WiFiをお探しの方は、ぜひカシモWiMAXでの契約を検討してみてください。