ネット回線が弱い・遅いときの原因と対処法！速度が速いおすすめ回線も

「動画が止まる」「WiFiがつながりにくい」など、ネット回線の遅さに悩む人は多いです。

ちょっとした作業でも読み込みが遅いと、勉強や仕事にも支障が出てしまいます。

ネット回線が遅い原因は、通信の混雑やルーターの設置場所、契約プランなどさまざまです。

この記事では、ネット回線が弱くなる主な理由と、自分でできる改善方法をわかりやすく紹介します。

さらに、速度が速いおすすめのネット回線もまとめました。

ネット回線が弱くなる原因

ネット回線が遅く感じるとき、原因は一つではありません。

通信の混雑やルーターの劣化、プランの内容など、思わぬ要素が関係しています。

まずは、よくある原因を順に見ていきましょう。

ネット回線が混雑している

夜や休日など、多くの人が同じ時間帯にネットを使うと通信が混み合います。

とくにマンションでは、同じ回線を複数の住戸で共有しているため、利用が集中すると速度が下がることがあります。

「夜だけ動画が止まる」「ゲームがラグい」といった場合は、まさにこの混雑が原因のことが多いです。

対策としては、通信が安定しやすい時間帯の早朝や昼間に利用をずらすか、混雑の少ない回線へ乗り換える方法があります。

また、「 みんなのネット回線速度」では、同じ地域で同じ回線を利用している方の実質速度を確認できます。

他のユーザーも速度が遅い場合は乗り換え、自分だけ速度が遅い場合はネット回線が弱いときのチェックリストと改善方法を試してみましょう。

同時接続台数が多い

スマホ、パソコン、ゲーム機、テレビ、スマート家電など、WiFiにつなぐ機器が多いほど回線は分散されます。

家庭用ルーターは理論上、最大接続台数まで同時に通信できますが、実際に快適に使えるのは10〜15台程度が目安です。

しかし、家族全員で動画を見たりオンラインゲームをしたりすると、1人あたりの通信速度が一気に落ちて通信が不安定になります。

試しに使っていない端末のWiFiを切ってみて、速度が戻るようならこれが原因です。

根本的に解決するには、同時接続台数の多いルーターやメッシュWiFiへの変更がおすすめです。

家族が多い家庭や、IoT家電を多く使う人は意識しておくといいでしょう。

WiFiルーターの設置場所が悪く電波が届いていない

ルーターの設置場所によっては、壁や家具に電波が遮られて弱まることがあります。

特に鉄筋コンクリートの壁や金属製の棚は、電波を通しにくい性質があります。

「部屋によってつながりにくい」「廊下を挟むと急に遅くなる」と感じたら、設置場所を見直してみましょう。

おすすめは、家の中心に近く、高さ1m前後の通気性のよい場所です。床や棚の下、電子レンジの近くは避けたほうが、電波が遮られずに飛びやすくなります。

電波の届きにくい部屋がある場合は、中継機を使うのも効果的です。

速度が遅いプランを契約している

契約しているネット回線のプラン自体が遅いケースもあります。

格安プランや古いADSL・CATV回線では、動画やゲームの通信量に対応しきれません。

また、光回線でも「ベストエフォート型（最大◯Mbps）」の表記は理論値であり、実際はそれより低くなります。

自分のプランがどれくらいの速度なのか、契約内容を確認してみましょう。

もし数年前に契約したままなら、最新プランへの変更やIPv6接続対応への切り替えで大きく改善することもあります。

特に在宅勤務や4K動画をよく見る人は、最大速度が速いプランを検討するのがおすすめです。

WiFiルーターのスペックが低い

古いルーターや低価格モデルは、通信規格が古く速度が出ません。

現在主流のWiFi6（IEEE802.11ax）以下だと、せっかく高速回線を契約していても性能を活かせないのです。

「5年以上前に買ったまま」「家電量販店で安かったもの」という場合は要注意です。

ルーターの型番を調べ、WiFi6対応かどうかを確認しましょう。

買い替える際は、通信速度だけでなく「同時接続数」「アンテナ数」「メッシュ対応」なども確認が必要です。

スマホの性能が上がっている今こそ、ルーターも見直す価値があります。

WiFiルーターに寿命がきている

ルーターは家電と同じで、年数が経つと劣化します。

一般的に寿命は4〜5年ほどで、熱やホコリで内部の部品が傷むと速度が落ちたり接続が不安定になったりします。

電源を入れ直しても改善しない、突然切れることが増えた、という場合は買い替え時期です。

とくに長時間電源を入れっぱなしの人は、劣化が早まりやすいです。

最新機種は省電力で安定性も高く、スマホアプリで設定できるものもあります。

無理に使い続けるより、新しいルーターに交換する方が快適です。

ネット回線が弱いときのチェックリストと改善方法

原因がわかっても、実際にどこを直せばいいか迷うこともあります。

ここからは、自宅のネット回線が遅いときに試すべき改善方法を紹介します。

順番にチェックしていくことで、どこに問題があるか確認していきましょう。

通信障害が起きていないか確認する

まずは、自分の環境ではなく回線会社側に問題がないかを確認します。

通信障害が起きている場合、設定を変えても速度は改善しないことが多いです。

公式サイトやX（旧：Twitter）などで「通信障害」「メンテナンス情報」と検索すると、現在の状況がわかります。

また、地域限定で障害が発生しているケースもあるため、同じ回線を使っている人の声をSNSで調べるのも有効です。

もし障害中であれば、復旧まで待つしかありません。焦って設定をいじるより、状況を把握して落ち着いて対応することが大切です。

ルーターの再起動・設置場所の見直し

ネットが遅くなったときは、ルーターの再起動が効果的な場合があります。

内部でたまった一時的なエラーや通信データがリセットされ、速度が回復することがあります。

再起動しても改善しない場合は、設置場所にも注目してみましょう。

壁の角や床近く、電子レンジのそばなどは電波が届きにくくなります。家の中心付近で、できるだけ高い位置に置くのがおすすめです。

小さな工夫で、同じルーターでも通信状態が変わることがあります。

LANケーブルが断線していないか確認する

有線接続の場合、LANケーブルの状態も見落とせません。

ケーブルが古くなっていたり、踏まれて内部の線が傷んでいたりすると、速度が出にくくなります。

特に細いケーブルや長すぎるケーブルは劣化しやすい傾向があります。

確認する際は、ケーブルを一度抜き差しして緩みや傷がないかをチェックしてください。

また、カテゴリ（CAT）の数字が小さいと最大通信速度が低いため、CAT6以上のものを選ぶと安心です。

小さな部品ですが、通信の安定性に大きく関わります。

有線接続に切り替える

WiFiが不安定なときは、有線接続に切り替えることで速度が安定することがあります。

LANケーブルで直接つなぐことで、電波の干渉や距離の影響を受けにくくなります。

特にオンラインゲームや動画配信など、リアルタイム性が求められる用途では効果的です。

一時的なテストとしてPCをケーブルでつなぎ、速度が改善するかを確認すると原因の切り分けになります。

もし有線で快適に使えるなら、WiFi側の問題と判断できます。その場合は、ルーターや中継機の見直しをしましょう。

機器を買い換える

複数の対策を試しても改善しない場合は、機器の寿命を疑う必要があります。

ルーターやモデム、LANケーブルなどは経年劣化により性能が落ちていきます。

古いまま使い続けると、最新の通信規格に対応できず速度の頭打ちが起こることもあります。

新しいルーターに替えることで、通信が安定し、スマホやPCの性能を十分に活かせるようになります。

また、プロバイダからレンタルしている機器も無償交換できる場合があるため、一度問い合わせてみると良いでしょう。

機器の更新は費用がかかりますが、結果的にストレスが減り長く快適に使えます。

改善しないときはネット回線の見直しを検討しよう

ここまでの対策で改善しない場合は、ネット回線自体に問題がある可能性が高いです。

契約しているプランや回線の種類によって、速度や安定性は大きく異なります。

ここでは、乗り換えやプラン変更で改善できるケースを紹介します。

ホームルーターなら工事不要で手軽に乗り換えられる

ホームルーターは、コンセントに挿すだけで使えるインターネット機器です。

光回線のような工事が不要で、届いたその日から使える手軽さが特徴です。

カシモWiMAXやドコモ home 5Gなどの最新モデルは、通信速度が速く、家族での同時利用にも十分対応できます。

また、引っ越しや転勤の際も持ち運ぶだけで利用できるため、住環境が変わりやすい人にも便利です。

通信制限が緩いプランを選べば、動画やゲームも快適に楽しめます。

光回線なら戸建てプランにすると改善することもある

マンションや集合住宅では、共用の回線を複数の部屋で分け合って使っていることが多く、混雑しやすい傾向があります。

もし速度低下が慢性的に起きているなら、戸建て向けの独立回線に切り替えることで改善する場合があります。

戸建てプランでは、建物まで専用回線が直接引かれるため、他の住戸の影響を受けにくいのが特徴です。

工事費がかかることはありますが、安定した通信を求める人にとっては長期的に見てコストパフォーマンスが高いです。

また、最新のIPv6通信に対応していれば、混雑しやすい時間帯でも快適に利用できます。

速度が速いおすすめのネット回線

回線を見直すなら、どんなサービスを選べばいいかも気になります。

ここでは、評判が高く通信速度が安定しているおすすめの回線を5社紹介します。

【ホームルーター】カシモWiMAX

弊社MEモバイルが運営する「カシモWiMAX」は、わかりやすい料金設定とお得な特典で人気のWiMAXプロバイダです。

1ヵ月目は1,408円(税込)、2ヵ月目以降は4,818円(税込)の定額制プランで利用でき、端末代金も36回払いで実質無料になります。初期費用を抑えて快適なネット環境を整えたい方におすすめです。

Amazonギフト券28,000円分のキャッシュバック特典も魅力のひとつです。アンケートへ回答するだけで、6ヵ月後の月末にギフトコードがメールで届きます。複雑な手続きが不要なため、どなたでも簡単に受け取ることができます。

さらに、契約期間の縛りがなく、オプション加入などの条件も不要なため、シンプルで安心して利用できるのもポイントです。短期利用から長期利用まで、ライフスタイルに合わせて柔軟にご利用いただけます。

カシモWiMAXは、コストを抑えつつ快適な通信環境を手に入れたい方にぴったりのサービスです。シンプルで使いやすい料金体系と、手厚い特典で安心してご契約いただけます。

【カシモWiMAX公式】詳細はこちら

【ホームルーター】ドコモ home 5G

ドコモ home 5Gは、工事不要でコンセントを挿すだけですぐに使える人気のホームルーターです。

ドコモの5G回線を利用できるため、高画質動画の視聴やオンライン授業、テレワークにも対応。エリア内であれば、光回線に近い速度と安定性を実感できます。

また、ドコモスマホとのセット割「home 5G セット割」を利用すれば、スマホ1回線につき月額最大1,210円(税込)が割引されます。

3親等以内の家族も対象となるため、家族にドコモユーザーが多い家庭では通信費をまとめて節約できるのが魅力です。

本体価格は71,280円(税込)ですが、3年間の利用で実質無料となるため、長期的に使う予定の人におすすめです。契約期間の縛りがなく、更新月を気にせず使い続けられます。

ドコモ home 5Gは、「工事なし」「高速通信」「家族でお得」なホームルーターです。安定した通信を手軽に整えたい人や、ドコモ回線を使っている家庭にとって理想的なサービスです。

【ドコモ home 5G】詳細はこちら

【光回線】NURO光

NURO光は、国内でもトップクラスの通信速度を誇る光回線サービスです。

最大2Gbpsの高速通信に対応しており、動画配信やオンラインゲーム、リモートワークなど、あらゆる用途で快適に利用できます。自宅で安定したネット環境を求める人から高い支持を集めています。

独自の回線を使用しているため、他社の光回線よりも混雑が少なく、夜間でも速度が落ちにくいのが特長です。

利用者が増える時間帯でもストレスを感じにくく、常に安定した通信品質を維持できます。通信速度を重視する人には特におすすめです。

また、月額料金は、戸建てプランが5,500円(税込)、マンションプランが3,850円(税込)で、コスパの良さも人気の理由のひとつです。

高速で安定した通信を求めるなら、NURO光は有力な選択肢のひとつ。特に動画視聴やゲーム、在宅勤務が多い家庭では、その快適さを強く実感できるでしょう。

【NURO光】詳細はこちら

【光回線】auひかり

auひかりは、KDDIが提供する高速かつ安定した光回線サービスです。

独自の光ファイバーを利用しており、混雑が起こりにくく、夜間でも安定した通信速度を保てます。動画視聴やオンラインゲーム、在宅ワークなど、さまざまなシーンで快適に使えるのが特長です。

料金は戸建てプランが月額5,390円〜(税込)、マンションプランが2,585円〜(税込)とコストパフォーマンスにも優れています。

auスマートバリューに対応しているため、auやUQモバイルのスマホを使っている人はセット割で月額最大1,100円(税込)の割引が受けられます。家族でauを利用している場合、通信費をまとめて抑えられます。

また、契約時の特典として工事費無料キャンペーンが実施され、導入しやすい点も人気です。申し込みから開通までの流れもシンプルで、初めての光回線契約でも安心して進められます。

auひかりは、通信の安定性と料金のバランスに優れた光回線です。家族みんなで動画やゲームを楽しみたい人や、スマホ割を活用してお得に使いたい人におすすめです。

【auひかり】詳細はこちら

【光回線】ソフトバンク光

ソフトバンク光は、全国で利用できる定番の光回線サービスです。

NTTのフレッツ光回線を使用しており、広いエリアで安定した通信が可能です。すでにフレッツ光を利用している場合は、工事なしで乗り換えできます。

戸建てプランが月額5,720円(税込)、マンションプランが4,180円(税込)で利用できます

スマホとのセット割「おうち割 光セット」を適用すると、ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホ1回線あたり最大1,650円(税込)の割引を受けられます。

ソフトバンク光は、広いエリア対応とお得なスマホセット割が強みの光回線です。手軽に安定したネット環境を整えたい人や、家族でソフトバンクを利用している人にぴったりです。

【ソフトバンク光】詳細はこちら

ネット回線に関するよくある質問

ネットが遅いと感じたとき、「機器を変えればいいのか」「契約を変えるべきなのか」と迷う人は多いです。

ここでは、よくある3つの疑問をまとめて解説します。

WiFiルーターを変えると速度は改善する？

ルーターを変えるだけで速度が改善することはあります。

特に5年以上前の古いルーターを使っている場合、新しい通信規格（WiFi6など）に対応していない可能性が高いです。

最新ルーターに買い替えることで、通信の処理速度や安定性が大きく向上します。

また、複数台を同時に接続しても速度が落ちにくくなるため、家族での利用にも向いています。

ただし、ネット回線自体が遅い場合はルーターだけ変えても限界があります。まずは、ルーターの設置環境と契約プランを合わせて見直すことが大切です。

マンションで速度が遅いのはなぜ？

マンションでは、1本の光回線を全戸で共有していることが多く、混雑しやすい構造になっています。

特に夜間や休日など利用者が増える時間帯は、通信速度が大きく低下することがあります。

また、建物の構造によって電波が届きにくくなる場合もあるので注意しましょう。

このような場合は、戸建てプランへの変更や、独自回線を使うNURO光やauひかりなどへの乗り換えが効果的です。

どうしても改善しないときは、ホームルーターを併用するという選択肢もあります。

同じ建物内でも差が出るため、自宅環境に合った方法を試してみてください。

ホームルーターは速度が速い？

ホームルーターは光回線ほどではないものの、十分速く通信も安定しています。

特に最新モデルでは、5G通信を活用して下り1Gbpsを超える速度が出るケースもあります。

ただし、利用するエリアや電波状況によって速度が変わるため、設置場所を工夫することが重要です。

光回線が引けない、または工事が難しい場合は、ホームルーターの利用がおすすめです。

まとめ

ネット回線が遅いときは、まず原因を一つずつ確認することが大切です。

混雑する時間帯の利用、ルーターの設置場所、古い機器の使用など、意外なところに原因が隠れていることがあります。

再起動やケーブルの見直しなど、ちょっとした工夫で改善できるケースもあります。

それでも改善しない場合は、回線そのものを見直すタイミングです。

工事不要のホームルーターなら手軽に導入でき、光回線ならより安定した通信が期待できます。

自分の生活スタイルや環境に合った回線を選べば、動画もゲームもストレスなく楽しめます。

快適なネット環境は、日々の小さなストレスを減らせるので、できることから順に見直し、通信環境を整えましょう。